ご主人様は猫-ゴシュジンサマハネコ-

伝えたい言葉がある、でもそれは伝えてはいけない言葉。

ここ、死後の世界では、輪廻の刻を待つ全ての者達のささやかな娯楽として、
動物達によって人間が飼われていた。
正しく生きた人間達は記憶を奪われ苦しむ事なく輪廻の刻を待つ。
しかし、動物を己の都合で見捨て、殺した者は、牢獄に送られた。
……そして三日後、二度目の死を迎える。

全10話予定小説 | 死後の世界 | 人と動物 | 微ファンタジー

登場人物

ルゥ:本作の主人公で猫だった青年、現在の自分が果たして猫なのか悩んでいる。
由良:ルゥの飼い主だった少女ピアニスト、ルゥが保健所に送られた事を知らなかった。
シェト:飼い主に殺され人間に恨みを持ってる犬だった青年、ルゥの先輩。
ルク:ルゥの家の隣人で兎だった青年、元飼い主を大事にしている。
神様:動物達の願いを聞き届けた神様、自分に逆らう者が嫌い。

世界観

黄泉の世界、天国、地獄とかそういう感じの死後の世界が舞台です。
動物達の願い、恨み、そういうのを聞き入れた神様が創った世界で、
動物達は人間のようで人間ではないそういう姿を与えられています。

物語

本編
一話:苦しい再会:痛む足、無くならない咳、忘れたい過去、なのに再び出会ってしまった。
二話:鉄格子:また会えた、会ってしまった。これは神の天罰・・・?
三話:過去の記憶:見捨てれば楽になれる、なのに、今度は自分の番だと、そう思った。
四話:新しい関係:自分は実は知らないのかもしれない、新しい生活の始まりにそう感じる。
五話:隣人:出会った人間の少女はまるで人形のようだった。
六話:神様という者:かつて事切れそうな犬が出会った存在。最新

コネタ漫画:主に本編のギャグパロ
猫なんですけど(1p)